「お客様の相手っつたって、まだガキだよ。」







不機嫌顔のまま言った。







(いくらなんでも、お客様のご子息にガキだなんて。)








なんでも、凪雛の馴染みのお医者様。







今井様とおっしゃるが、理由は分からず、ただ新造や引っ込みに相手をして欲しいとのことだった。








「なんでわっちが?」








ダンッ







凪雛が、すごい足音を立てて立ち上がった。







「つべこべウルサイ!ちょっと早い、名代だと思えばいいでありんしょう?」








「あい・・・」








不機嫌極まりない、凪雛に雪月はただ頷くしかなかった。