「おい! なんで勝手に決めるんだよ!」 坂道の中盤で神園が立ち止まってあたしに言ってきた 「試合、出来るようになったんだからいいじゃん!」 「勝負は俺の許可無しだろ!」 「生徒会長と昔なんかあったんでしょ!? これを機会に仲直りしたらいいじゃん! そしたらこれからの学園同士の関係も良くなるんじゃ無いんですか!??」 「お前は何にも分かってない!」 「わかりたくもないわ! いつも何も悩んでないふりして陽気でいて 一人で悩んで誰にも相談しないアンタの気持ちなんかわかりたくないっ!」