不良的にキッス♪



こんなに弁解しなくてもいいじゃん!



なに言ってんだろ、、、



誤解されたって
何の関係もないじゃん




「あ、あたし部屋戻るね」



沈黙に勝てないあたしは
おもむろにその場を立った



扉に向かうあたし



ん?



あたしの右手、、、





振り返ると栗柳稜が
まっすぐあたしを見て
あたしの右手をしっかり掴んでいた




えっ?



びっくりしてるあたしは
もちろん固まってる




「あのさ、」




いつもより低い声に
ドキッとする



「別に今すぐ言うつもりじゃなかったんだけど、



ガチャッ




栗柳稜の言葉を遮って
扉の開く音が大きく響いた