トラックが見えなくなるとあたし達は少ない荷物を持って指定された場所を探した 「お姉ちゃんまだ?」 「もうちょっと……だと思う」 広すぎてわからない 何ココ?庭? 「お姉ちゃん、あれじゃない?」 指差す場所を見ると 少し高い丘の上に洋館があった 辺りを見渡しても建物らしきものはあれだけ…… 「あれだね!」 あたし達は息を切らしながら丘に上がった