嬉しくて顔が笑いを誘って、声を出して笑った。

つられるように、君博さんも声を出して一緒になって笑った。

どれくらい、そうしていたのかな?

笑うのをやめて、君博さんを見つめる。

優しそうに、君博さんはわたしを見つめ返した。

ニコッと、わたしは笑って見せた。

そして、わたしは自分から君博さんの胸に飛び込んだ。

「おっと…」

いきなりの行動に少し慌てた君博さんだけど、腕はしっかりとわたしを抱きしめていた。

クスクスと笑いながら、わたしは君博さんの首に両手を回した。

「君博さん」

大好きな人の名前を呼んで見つめあって、微笑みあった。

「だーいすき♪」

☆★END☆★