その瞬間、視界が光に包まれた。

「きゃあ!」

それに驚いて、わたしは尻もちをついた。

「小雪ちゃん、大丈夫!?」

「あっ…」

目の前には、君博さんがいた。

でも、10センチの小さな君博さんじゃない。

これはもしかして、
「元に戻ったの!?」

驚くわたしの声に、君博さんは自分の身を確認した。

「…本当だ」

驚きながら、君博さんが言った。

嬉しかった。

目の前にいるのは、大好きな人。

その人が元に戻って、わたしの目の前にいる。