昼休み、わたしは売店に向かっていた。

今日の夕飯は何がいいかな?

君博さんは何が好きなんだろ?

そう思いながら、向こうから人がやってくることに気づかないで歩いていた。

ドンッ!

「きゃっ!」

ぶつかった拍子に、わたしは尻もちををついた。

もう、誰よ!

「大丈夫ですか?」

そう言われて顔をあげると、すっごい美貌を持った男の子が目の前にいた。

「あの、どうかしましたか?」

彼に声をかけれらて、わたしはハッと我に返った。

「ええ、大丈夫です」

そう答えたわたしに、
「ケガがなくてよかったです」

彼は答えた。

敬語を使ってるから、後輩なのかな?