「懐かしいな…。」 俺がそぅ言うと、緋乃も、 「そぅだね…変わってないね*」 と呟いた。 あの頃の緋乃は明るくて、数人の友達と俺と良く校庭で遊んだっけ。 「久しぶりに乗らねぇ?」 俺がブランコを親指で指すと、緋乃は"うん!"と笑ってくれた。 ―――そっからの時間はあっという間だった。 ブランコを二人乗りして、俺がスピードあげると緋乃はキャーキャー叫び、怒った。 小さな鉄棒に二人して苦戦したり、 砂場に向かって走り幅跳びもした。 …本当にあっという間の時間だった。