そもそも、俺がこうしている間にも、緋乃はさっきの出来事が忘れられずにいるだろぅ…。 だとすれば。 今の俺が出来る事は、あいつを笑わせる事しかないっしょ! 俺は、半ば開き直ってそぅ思う事にした。 「え…うん。いいよ。でも探検って…今更?」 確かにそぅ思うよな。 ガキの頃からこの辺は良く来ていたし、知らない道や場所なんて無い程…。 でも、行くとしたら…。 俺は自然と緋乃の手を引き足早に歩き出し、ついた所は緋乃と通っていた小学校だった。