恋愛スキル



彼の手が、私の首に力を込める。


「お前のせいで俺は……!!全部お前のせいさ!!お前なんて、居なくなればいい……」


私を睨む準ちゃんは別人のようで、私の頭はおかしくなりそうだった。


……私の馬鹿。

浅利先生の言う事を、ちゃんと聞いとけば良かった。



どんなに抵抗しても、男の力にはかなわない。これが揺るぎない男子と女子の差だった。



浅利先生……もう頑張れないよ……


あんな事言ってごめんね……


先生……




「おい!!うちの生徒に何してんだよ!!」