恋愛スキル


「!!」

パニックになってる私の上に男がまたがり、私の口と手を押さえ付ける。


「俺の顔覚えてない?」

私は彼の顔を見て驚きを隠せない。

「準ちゃん……!?」

準ちゃんは、有名な私立中学の生徒で、同じ塾に通っていた。今はお互い行ってないけど、優しくて明るい彼はみんなに信頼されてた。


そんな準ちゃんが、何でこんな事するのか……私には理解出来ない。


「覚えててくれてるんじゃん。そうだよなぁ~お前のせいで俺は万年二位。忘れた何て言わせてたまるかよ!お前のお陰で俺は……俺はぁ!!」


く……苦しい……!!


「や、やめて……準ちゃ……!!」