「気が付いたか…具合はどぅだ?」 「大丈夫です…。あの…私は…?」 先生は"うん…"と小さく頷くと、私の目を真っ直ぐ見つめて言った。 「心臓の筋肉が弱まってるらしい。"不安定狭心症"っていぅ病気だそぅだ。 疲労やストレスが原因だろぅて医者は言ってた。 でも…普通は松浦みたいな若い子は、あまりならないらしい。昔、心臓病にかかった事はないのかって言っていたけど…。」 「あ…。」 確かに3歳の頃、川崎病といぅ心臓病にかかった事があった。