親に何て言われようと構わない。 感情に蓋をすれば、どんな事を言われても、怒りや悲しみで傷付かなくてすむ。 でも… 先生にだけは嫌われたくない。 《ズキン》 胸に痛みを感じた。 「松浦?」 「…ごめんなさい。先生…。私、何か変だよね。自分でもビックリしてる。 感情がおさえられなくて…先生に迷惑かけちゃって本当にすみません。 私、一人で帰れますから、気にしないで下さい 今日は本当に有難うございました」 《ズキン》 私は必死で作った笑顔を先生に向けると、一礼し、境内の方へと歩き出した。