名残惜しいのはたびたびで、
時間も惜しく、ゲーム館を後にした。


ナイトペアチケットを買い
水族館へ入場した。

ショーの時間は当てはまらず
水槽を見て回ることになった。

それでも、
このインドアな感じ。

床も天井も横の壁も
すべてが“水色”な感じ。

モノを言わない魚たちが
私たちをそっとしておいてくれる。

深く考えるな、とも。

二人っきりにしてやる、とも。


水槽の中をくぐり抜けながら一階のフロアから二階にエスカレーターであがる。
二人で何を話していただろう。

全てにおいて話した気がする。

代わる代わる目につく
魚の話、
水槽に映る
幻想的な光の話、
食べられる種類の魚の話。


あと何時間一緒に居られるんだろう。


時間を忘れてしまう。