目当ての物を見つけたのか、あった…と小さく声を漏らし、日向は取り出した物を理緒に見せる。 「ほ、ほら地図ならあるんだし…まず何処に行くか、みんなで決めよう」 日向は、手に持っていた地図を二人にも見える様に広げた。 理緒が地図を見つめ始めた頃を見計らい、十夜が日向に小声で話しかけた。 「日向がいてくれて…助かったぜ、まじで」 「だから言っただろ?お前ら二人じゃ不安だから、ってさ」 ひそひそと話している二人に、気づいていない理緒は進むべき道を考えているのか…小さく唸っていた。