白月村を出ると、目の前に広がる草原。 その草原に立つ一本の大木。 その大木は樹齢三百年と言われており、白月村の目印と言われている。 十夜はその大木に少しずつ近づくにつれ…何かに気づいた。 「理緒、あそこに誰かいるぞ」 「え?……あ、本当だ」 理緒も十夜に言われ、大木に目をやると…確かに大木に寄りかかっている誰かがいる事に気づいた。 大木に寄りかかっている人、眠っているらしく体が微かに上下している。 十夜と理緒が二人で相談した結果、眠っている人に近づき…誰なのか確認してみる事になった。