十夜が目を覚ました時、理緒はその側に座っていた。 「り……お?」 まだ意識がぼーっとしているのか、十夜の声は少しかすれている。 上半身を起こした十夜は、理緒の方に顔を向け口を開いた。 「理緒…、おはよー…」 「…………。」 三日間も眠り続け、やっと起きたかと思うと…十夜は呑気に挨拶をした。 そんな十夜には顔を向けず…理緒は顔をうつ向かせたまま、何も言わない。 何も言わない理緒に、十夜は首を傾げる。 「理緒?どうし―…」 「…あんた、馬鹿よ」 十夜の言葉を遮り、理緒がぽつりと呟いた。