猫撫で声で舞雲が呟く。 「私あーいう女大嫌いだから殺したくなるし〜」 「この…っ!!」 「と、とりあえず落ち着けって理緒」 舞雲に怒った理緒が、短刀を投げつけようとしたが、日向がそれを止める。 そのやりとりを黙って見ていた擂雲が、退屈そうに口を開く。 「なー大将、早くしようぜー。退屈だってのー」 「…あぁ、そうだな」 そう言って嘉禄が舞雲の腕を離し、フードをとった。 目を隠しがちに垂れる白髪は、紐で結ばれ腰にまで伸びている。 前髪に隠されて、目が見えない。