そんな漠然とした気持ちと考えを、理緒は胸に抱えていた。
髪をとかし、髪を結んだ理緒は二人のいる部屋へと向かった。
「ふぉい、ひぃお!!ひゃはふふえよ(おい、理緒!!早く食えよ)」
「ちょっと!!口の中に食べ物が入ってるくせに喋らないでよ」
「んぐっ……。んだよ、気にすんなって!!理緒」
理緒が入って来た事に気づいた十夜が、ご飯を頬張りながら声をかけた。
当然、理緒が怒る。
それすら気に止めず、十夜は笑って魚の開きに手をつけた。
「行儀が悪いのは見逃せないな」
「いってぇ!!」
見かねた日向が十夜の頭を叩くと、十夜は声を上げた。
……そんな十夜の姿を見て、理緒は自分は考え過ぎだったかもしれない、と思い始めていた。


