突然入って来た日向に、驚いて顔を上げた十夜だったが……頭を掻き、何事もなかった様に口を開いた。 「あー……悪ぃ、悪ぃ。今行くぜ」 そう呟き、十夜は立ち上がった。 「ちょっと、とお……」 「理緒も早く寝間着、着替えてからこっちに来いよ〜」 理緒が呼び止めるのも聞かず、十夜は歩き出した。 そのまま十夜は、日向に声をかける。 「今日の飯なんだ?」 「昨日買っておいた、魚の開き」 「やりぃ、俺それ好き」 日向に今日の朝飯の事を聞きながら、十夜は日向と部屋を後にした。