そして、もう一人。 日向と向かい合い、木刀を持つ少年。 少年は、その黒髪を後ろに結んでいる。 そう彼こそが、理緒の探していた少年…。 理緒は今でも、少年と出会った日の事を鮮明に、はっきりと思い出せる―…。