『どういうこと?』


「気づいてなかった?隼人はずっと君のこと見てたよ、撮影中」



そんなことッ・・・


知らない




「でも、僕も雪桜ちゃん結構好きなんだよね・・・」






顔をあげるとすぐ目の前に海斗君は来ていた



ど・・・うしよ・・・



怖くて・・・動けない



「ねぇ、雪桜ちゃん。僕と隼人・・・・どっちが好き?」





耳元で囁かれるその言葉は


今まで聞いたどの言葉よりも残酷に聞こえた