うん、そう小さく頷いた春香の横顔は、赤く染まっていた。精一杯の勇気を振り絞ったことが、伝わってきた。 「じゃ、お言葉に甘えさせてもらおうかな」 おどけながら答えつつ、覚悟は出来たとばかりに、握っていた手を握り直した。