翌朝目が覚めると、ベッドの上に春香の姿はなかった。布団の中を探るが、温もりはさほど残っていなかった。時計を探し目をやると、すでに10時を回っていた。初日から大寝坊だ。気まずさを胸におずおずと階段を下がっていくと、洗濯やら掃除やらで、てんやわんやのお母さんの姿があった。
「あら、もっとゆっくり寝ていていいのよ。仕事で疲れてるでしょ?」
「流石にそこまで甘えることは出来ません」
「いいのよ気にしないで。ご飯は食べます?リビングに春香がいるから、食べるなら言って下さいね」
そう言って忙しそうに去って行った。
「あら、もっとゆっくり寝ていていいのよ。仕事で疲れてるでしょ?」
「流石にそこまで甘えることは出来ません」
「いいのよ気にしないで。ご飯は食べます?リビングに春香がいるから、食べるなら言って下さいね」
そう言って忙しそうに去って行った。


