「春香、この傘立てはどうする?」 部屋を出る時に、お父さんはカエルの傘立て、タッピーを指さしながら聞いてきた。 「これは、これだけは持って行って」 一瞬躊躇ったが、持って行くことにした。たっくんの横顔が浮かび、捨てることが出来なかった。