「はぃ……」

慎が不機嫌そうに

マンションのドアを開けた。



今日は俺が久しぶりに『悠』に会う日だ

それだけでも俺の主は不機嫌らしい。




「神崎 悠さんですか。

お久しぶりです」



部屋には

黒いソファーに座っている女性がいた。

髪の毛は長くなって、

胸のぐらいにある。



「洋和!?
久しぶりぃー」


でも性格は少ししか変わってないらしい。




「肇は?」


「まだ来れないって。

あと30分ぐらいしたら仕事が終わるから」



でも、少し落ち着きを身に付けたかも。

少しだけ大人しい女性にはなれたな。