「あ、神楽くん。悠ならまだ教室だよ？」
「そ。ありがと」
「………って何で今日もいんだよ!!」
「いいじゃない悠ちゃん」
「ちゃん付けするな気持ち悪い!!」
何だか神楽はもぅ学校の前で待っているのが日課のようになっていた。
教室のみんなもあたしを待っている事を知ってるし、教室の中に入ってないのだから先生だって怒らない。
それに先輩の集まりも最近では減った方で、もぅあたしが来たら先輩は帰っていく。
「じゃぁ悠？」
「…………神崎」
「はいはい」
神楽はいつも暇人で、何をしてるのか全然知らない。
「そーいえば神楽は毎日なにしてんだよ」
「俺？神崎迎えに着てる」
「それはこの時間だけだろ」
「あとは学校だな」
「勉強してないの;;」
「放課後はしてねぇな」
「よくそれでＫ高校の特進にいるな;;」
「俺頭いいから」
そぅ、神楽は近くの高校で特進クラスという頭のいいクラスにいるのだ。
何で自分から「頭がいいから」なんていう嫌味な奴が何で特進なんだ;;
