「何もありませんか?」

って由羅が訊いてもノーコメント。

「じゃぁ提案。」

って言って今まで教卓に体重をかけるように立っていた由羅がきちんと立った。







「あたしは喫茶店がいい」

って言い出した。


「喫茶店ってどこもやりそうだけど、このクラスってキャラ濃いし明るいし何より会話してない人なんていないじゃん」


由羅はそぅ言った。

あたしは由羅が本当に凄いって思った。
さっきまでの状況をいい方に考えるんだから。
あたしだったらキレて教卓を蹴り飛ばすと思う。
なのに由羅はいい方向に考えたのだ。



「それにあたしは随分前からやりたいって思ってた。」



やけに由羅の言葉が響いた気がした。






その後は、結局喫茶店になった。
実はみんな喫茶店をしたかったらしいけど言いずらかったらしい。
午後になりかけていたときにはみんなノリノリで、明後日に決めるはずだった担当も決まってしまった。


ちなみにいつもの5人は一緒で、買出し。
メニューはこれから決めるから今は暇人。
でもこれからが大変だ;;










文化祭。
誰呼ぼうかな…。