「まだまだ陣痛来ないだろうし、先は長いから、パパちゃんは、一度帰って寝たほうが良いよ」

私のお腹に器具をつけながら、黒川さんは言いました。


先は長い……

これから始まる未知の経験に、私には恐怖心が膨らんできました。