キャラメル

車の中でお母さんは重い口を開いた…





『モモ…あんた変なバイトしてないよね?』





その目からは涙がこぼれている





「何変なバイトって…」




あたしは何も知らないふりをした




『学校に変な電話があったって…
モモが風俗で働いてるって…』





あたしは固まってしまった





「だ,誰がそんな電話してきたの…?」





『さぁ…あんたに嫌がらせで
嘘の電話してきたのかも
しれないね…龍野先生も
そう言ってたし…』