帝が「ほら、ご挨拶を。」と東宮を促されますと、東宮は 「はじめまして、中宮さま。 お目にかかれてうれしゅうございます。」 と、大変お可愛らしく挨拶してくださいました。 その可愛らしさに、つい笑みがこぼれて 「初めまして、東宮様。 私こそ光栄に存じます。 この度はご愁傷様でございました。」 と、いかにも優しい声色になるよう気をつけて申しました。