しかし、なんという呆気ないことか、それからすぐに御息所は病にかかって亡くなってしまいました。 東宮生母という栄光の、なんと短かったことでしょう。 帝も残念に思し召して、御息所のご実家には大変なお見舞いを下されました。 しかし帝にとってなにより大切なのは、ご自分が契った御息所ではなく、可愛い可愛い東宮なのでした。