しかしそれから間も無く、私に中宮宣下が下されました。 最終的に、政治的混乱を招くことを何よりお恐れになったのでしょう。 中宮になって初めて帝にお逢いした時、帝はお優しくお祝いなど仰ってくださいましたが、そこにはやはり愛は無いのでした。 慣れたとは言え、若干の期待をしてしまった私は一人涙にむせびました。