「姉上…」 弟が、畏まった表情でやって来ました。 「大臣をこちらにお通ししてもよろしゅうございますか…?」 それが意味する所が分からない年でもございません。 じっと目を閉じて、少将様の御表情を思い出しました。 ごめんなさい、少将様… 「お通しして頂戴。」