いつものように少将様がいらしていて、弟は右大臣様の所へ参上していた夜でした。 色々お話しているうちに物悲しくなって、いつも胸に思っていた出家の気持ちを、少将様にこぼしてしまったのです。 すると 「そんな悲しい事を仰らないでください。 私が、貴女を生涯お守り致します。」 と仰るのです。 少したじろぎましたが、今更そんな色めいた意味では無いだろうと思い 「ありがとうございます。」 と申しあげました。 少将様は、本当に優しく微笑んでいらっしゃいました。