「女御、こんばんは。」 いつもの優しい笑顔を向けられて、いつになく心が温かくなるのを感じました。 「なんだか、今日は一段と美しいですね。 一日のうちに何かあったのですか?」 ――着飾ったからかしら? それとも帝への想いに気付いたから? すごく嬉しいお言葉に、 「さあ…それでは、嫉妬は女人を綺麗にするということなのでしょうか…」 と、軽く恨み言を言って帝の胸にすり寄りました。