その翌年の夏。 宮様の御気分の優れない日が続きました。 きっと日頃の御心労のせいだと殿を恨めしく思いながら宮様の御看病をしていたのですが、今思えば虫の知らせだったのかもしれません。 麗景殿様の御懐妊が発覚したのです。 おそらくは、殿の種…