御結婚から十年が経っても宮様は殿を愛していらして、同時に愛されない苦しみを抱いていらっしゃいました。 それでもお可愛らしい二人の姫君の存在が何よりの慰めになったことでしょう。 姫君達もお母上をとても慕っておいでで、それは麗しい親子愛でした。