しかし素(モト)が控え目で奥ゆかしい中宮様でいらっしゃいましたので、気強く反対して騒ぎ立てるような事はお出来にならないのでした。 最終的には、穏やかに黙認あそばす立場を取られました。 宮様の御許には折につけてあの方からお手紙など届けられるようになり、ときめきに充ちた日々を送っていらっしゃいました。