やっと分かった所で、父宮を訪ねてみた。 この宮は私の伯父にあたるが、とくに父帝との仲が良くもなくて関わりが無かった。 こんなに近い関係でありながら紅葉の姫君の存在も知らなかったなんて、父宮がどれほどぞんざいに扱ってきたのかが窺われる。 苛立ちを覚えながらも訪ねてみると、驚きながらも迎え入れてくれた。