今度はおおっぴらに出来るので、姫君の事を色々調べられた。 先々帝の親王である人の姫であるようだが、親王にはその母君とは別に正妻がいる。 母君は中流貴族であり、三年前に亡くなった。 父宮は、北の方や北の方との姫君達ばかりを大切にしていて、紅葉の姫君に関してはあまり訪ねもしないらしい。 あの別荘は、亡き母君のものだそうだ。