お正月の騒がしさが落ち着いた頃、姉上は二人の御子を連れて、お待ちかねの院の御所へと帰ってゆかれました。 院のお喜びようは並々では無かったとか、伺っているこちらまで嬉しくなる御様子です。 院は御子達を御所に留めようとなさいましたがそうも行かず、三の宮と雪花の宮はこちらに帰っていらっしゃいました。 少し寂しくなっていた屋敷がまた賑やかになって、女一の宮も喜んでいるのでした。 臣下であって身分の劣る太郎君も、実の兄弟のように慣れ親しんで過ごしています。