私はひたすら、十歳になった女一の宮と、十二歳の、姉上の三の宮のお世話をして暮らしておりました。 もう年頃ですから一応別々にさせようとはするのですが、本当に仲の良いお二人を無理に引き裂くのも可哀想で、内々で仲良く暮らさせてありました。 その年、御病気だった皇太后様が、五十歳で崩御あそばしました。 国中が悲しみに暮れて惜しみます。 長年連れ添っていらした院のお嘆きもひとしおで、姉上は自然と放っておかれるようになってしまいました。