平安物語=短編集=【完】




ほとんど参内しないうちに、年が明けました。

その年も、里がちに過ごします。

父上も母上も、私の気持ちが分かっていらっしゃるのか、無理に参内させようとはなさいません。

ただ時たま、女一の宮を帝にお会わせする時にだけ付き添って参りました。


帝も、何も御不満は仰いません。