それでも、気にしていないふりをして何とか過ごしていました。 皐月になって、麗景殿様が二の宮と女二の宮を連れて参内なさいました。 五日ほど続けて麗景殿様がお召しをお受けになるのを見ても、身が焼かれるような嫉妬に見舞われます。 その次の夜には弘徽殿様が召され、その翌日、弘徽殿様が麗景殿様をお訪ねになりました。 いっそ、東宮をめぐって仲違えし、混乱を招いてしまえば良いと思う自分が嫌でした。