そんな事で世の中が浮き足立っていたその翌日に、中宮の宣下がありました。
麗景殿様です。
驚きましたし落胆もしましたが、落ち着かない気持ちで待つような事もありませんでした。
姉上には申し訳ありませんし、落胆を伝えるお手紙もありましたが…。
うちの姫と女二の宮との間に、越えられない差が出来てしまったのも残念ではありますが。
まあ仕方が無いでしょう、父上もあまり力を入れていらした訳ではありませんでしたし。
ただ一つ、父上がお見舞いにもいらしてくださらず、麗景殿様へのお祝いで忙しくしていらっしゃる事だけが不快で仕方ありませんでした。

