それから三月ほどして、麗景殿様母子が参内なさいました。 東宮様は、何かとお暇を見つけては姫宮のお顔を見に行かれるのだそうです。 こちらの姫は世間のしきたりに従って私の実家におりますけれど、麗景殿の姫宮は帝以外に祖父母の方々もいらっしゃらず、何かと不都合なのだそうで… いつも内裏にいらっしゃるのを、東宮様は大変喜んでいらっしゃいます。 こうも女二の宮への愛情が強いと、私の女一の宮が気圧されるのではと心配にもなりますが…まさかあのお優しい東宮様が、そんな分け隔てはなさいませんでしょう。