慣れない外出で、登香殿の自室でぐったりと休んでいました。 不安と緊張を紛らわすために母上と他愛ない話などしていると、見慣れない女房がやって来て、女房伝いに 「今宵、帝のお召しがございます。 清涼殿までおいでくださいますよう。」 と申しました。