そうしてご対面となり女御様のお姿を拝見した時、 ああ と、思わず自嘲の笑みがこぼれました。 父上こそ、このお方をご覧になっておくべきでした。 こんなお方に、私や姉上を対抗させようとなさるなんて。 どこが素晴らしいだなんて申せません。 ずるいくらいのお美しさなんですから。 これは、頑張れば到達できるようなものではありません。 透き通るような透明感は、神々しくさえあるのです。