その夜もお越しが無く、小侍従の申したことを思い出しておりました。 考えれば考えるほど、確かに私は宮家の最高の生き方に憧れ捕らわれてばかりいて、それ以外を考えたことがありませんでした。 今のこの状況を、幸せと考えることが出来たら―…そしたら、きっととても幸せでしょうね。 小さな決意を胸に、久しぶりに前向きな気持ちで目を閉じました。